「先生、話って何ですか?…けほんっ…」
「おぉ、藤倉。悪いな、わざわざ呼び出して」
「いえ」
「実は先日の模試の事なんだが…」
「どうかしました?…まさか、不正行為でも…!?」
「いや、そうじゃないんだ。……藤倉、お前どーした?」
「…え?」
「今まではクラストップで校内でも順位は常に一位だった。なのに今回、校内の順位が一位から二位に下がってるんだ」
「あ、あの……その一位って…」
「あぁ、ちょっと待てよ…え~っと確か…」
先生は名簿をペラペラとめくり……
「あぁ、三組の湊谷 陸だ」
ふざけんな。
何で今までトップだったあたしがあんな男に負けなきゃならないんだ。
あたしは職員室から出て、生徒会の仕事をする為に生徒会室に向かった。
どーせ、余裕のないあたしを笑って楽しんでるんだろ、あいつは。

