「「「は?」」」
私とパンダ、可愛い系美少年の声がはもった。
……嬉しくないけど。
「いや、最近来る女は妙に被害妄想が激しかったり、媚びてきたり…お前はよく分かんねぇ事言うけど、そういうやつとは違うみたいだし、話しやすいし…」
「つまり惚れたのね」
「そうそう………。って、違ぇっ!」
何やらコントのような会話をし始めたパンダとアキ君。
私はそれを驚きながら見ていて、可愛い系美少年は何やら顎に手を当てて考え込んでいた。
「アキ、結局何が言いたいの」
可愛い系美少年が発した言葉に、パンダとアキ君はさっと話をやめ、お互いに顔を見合わせた。
「……つまり、俺はコイツを、仲間にしていいと思う」
アキ君がそう言った後、可愛い系美少年は、「ふーん」という顔をしてから、
「まぁ、良いや。まずは自己紹介、しよ」
と、可愛らしい笑顔を見せた。

