「ね、侑未お姉ちゃん!!もうそろそろ、お兄ちゃん帰って来るよ!!」 夕方5時を過ぎた頃、 紗貴ちゃんがそう言った。 「そうなの? もうそんな時間かぁ〜。じゃあそろそろ帰らなきゃね」 「侑未ちゃん。ご飯食べていかない?」 そろそろおいとましようかと 思っていると、 倉橋先生の奥さん…美貴さんに そう言われた。