「ねぇー美幸! きいてー、 あたし彼氏できたー」
彼女はあたしの親友の美佳。
かわいくて、みんなの憧れの存在。
「まじー?えっ誰、誰?」
「美幸にだけ言うから、絶対秘密にしてよー?」
「うん。秘密にするから教えて!ねっ?お願い!!」
「わかったよー、ゴショゴショゴショゴショ」
「えーっ!あの有名Y高校の吉田くん!?」
「しーっっっ!美幸ったら声でかいよ!みんなにバレちゃうじゃん。」
「でも吉田くんって、かっこいいし、背でかいし、頭いいって有名だよ?あんた、、そんなのどこで手に入れたのよ」
「手に入れただなんて人聞きの悪いこと言わないでよね!」
「……………………………」
「吉田くんとは、図書館であったの。ちょうどおなじ本をとってね」
「へー、ドラマみたい」
「話はまだ終わりじゃないの。でっおなじ本をとってから君もその本すきなの?って聞かれたから、はいっ!ていったら俺もっていってきたの。そこで意気投合しちゃって、話てるうちにねあたしこの人好きかもって思ったの」
「出会ったばっかなのに好きになるのはやく…」
「だから、話は最後まで聞いてって」
「ごめんごめん、つい。でっ、好きかもって思ったんでしょ。そこから」
「そうそう。でもあたしこの人有名Y高校の有名な吉田くんって知ってたからそこであたし叶わない恋ってわかったの。彼女さんだっていると思うし、あたしみたいな女は眼中にないと思うって。でもある日図書館に行ったときに吉田くんに呼ばれてそこで告られたわけ。あたしなにがなんだかわかんなくなっちゃって、つい号泣。本当に嬉しかった。なにもかも捨てられるくらい。そんぐらい嬉しかった。だからすぐにOKしたよ。それが昨日ってわけっ」
「そうなんだーあたしも嬉しいよ!あっ、、、涙出てきちゃった」
でも、内心はちがった。