「でも今は有菜ちゃんがいるから安心できるわ」


「え…」


「だから礼羅のこと離さないであげて」


「お父さん…」



離さないであげてか…


礼羅はあたしのこと離さないようにしてた。


今度はあたしが離さない番だ。