あたしは礼羅といっしょに家に戻っていた。



「親父も有菜のこと心配してたぜ」


「ほんと?」


「親父のやつ大泣きしたんだぜ、『有菜ちゃんが出ていっちゃった!』って」



お父さん、そう思ってくれたんだ。


なんか悪いことしたかな…