そばにいてくれたからⅢ




でもお店も開いてない…、どうしよう。


しかも礼羅の家はお父さん帰って邪魔しちゃ悪いしな…



「有菜ちゃん」


「え?」



振り向くと高秋くんと千秋くんがいた。



「どうしたの?」


「いや、ちょっとね…、ふたりともどこか出掛けるの?」


「ああ、これから兄弟みんなでお見舞い行くんだ、先に他の兄弟も行ってるし」