そばにいてくれたからⅢ




しかし


〈臨時休業〉


とお店のドアに貼ってあった。


そういえば進二さん今日は桃ちゃんに会うとか言ってたっけ?



「あれ?有菜?」



あたしは呼ばれて後ろを振り返った。


いたのは翔子だった。



「翔子!」


「ちょうどよかった!ひまだからお店行こうと思ってたんだよね」