「桃!」



光江さんは桃ちゃんのほうに駆け寄る。


すると気づいた桃ちゃんはブランコから降りて進二さんの後ろに隠れた。



「桃…?」


「桃はパパじゃなきゃやだ!」



光江さんは悲しそうな表情になった。


桃ちゃんは進二さんから離れようとしない。