「おい!それほんとか!?」 進二さんが駆け寄って来た。 元奥さんは深刻そうに頷いた。 「あたしが朝起きて部屋に行ったらいなかったの…」 「見覚えのある場所は?」 「いなかったの、だからここにいると思って…」 「とにかく光江はここで休んでろ、俺が探しに行く!」 進二さんはそう言ってお店から急いで出て行った。