翌日


あたしが起床すると進二さんはキッチンで仕込みをしていた。


進二さんの顔は何もなかったようだった。


けど目はちょっと腫れていた。


やっぱり夜中泣いたのは進二さんだったのか…



「有菜ちゃん?」


「はい?」


「どうしたの?突っ立って?」