進二さんは返事をしないで黙ったままだった。 「進二さん、普通にダメだと思いますけどあたしたちのこと息子、娘って思ってもいいですからね」 「……」 「あたしにとって進二さんはお父さんみたいな存在ですから」 「……」 「それじゃあたしちょっと眠くなったんで寝ます」 あたしはテーブル席のほうに行った。