そばにいてくれたからⅢ




すると進二さんは無表情になった。


けどその表情は何か考えてるように見えた。



「俺の昔話になるけどいい?」


「え?」



昔話って…


話しちゃってもいいの?



「有菜ちゃん気になってそうだしね」



進二さんはニコっと笑った。