そばにいてくれたからⅢ




「はい、有菜ちゃん」


「ありがとうございます」



進二さんは麦茶を出した。


あたしは出された麦茶を飲んだ。



「今日はいきなりびっくりしただろう?」


「いえ、でも…」


「でも?」


「いいんですか?桃ちゃんのこと」