時刻は12時になった。


しかし進二さんは帰れと言わない。


あたしはカウンター席に座っている進二さんをただ見るだけ。


時間はどんどん過ぎていく。



「ふあああ」



礼羅はあくびをする。



「眠くなるね…」


「うん…」