「有菜ちゃん、ちゃんとお母さんに気持ち伝えな」 「はい」 「礼羅がいるんだから大丈夫だよ」 あたしは寝ている礼羅を見た。 そうだ、礼羅がそばにいてくれる。 礼羅がいるからあたしはどんな結果でも受け止められる。 そしてあたしは自分の家まで行った。