「言わずとしれた、親公認の婚約者。
…の前に――…
“オレ様”かな?」


「はぁぁあぁあぁ!?」


「そうそう、そんな優しいオレ様から、ひとつ忠告」


ニヤリと意地悪く笑った顔のまま、清水祐都はベッドから立ち上がり――…