オレ様婚約者と甘いKiss【完】

「どこぞの城かっ」


そんなツッコミを入れ、とりあえず門の横のかべに寄りかかった。


「祐都…
何時くらいに帰ってくるかなぁ」


手袋をはめていない手をこすり合わせて、暗くなってきた空を見上げる。


「真夜中とか、朝帰りだったらどうしよう。
凍るな。
うん、確実に凍る」