オレ様婚約者と甘いKiss【完】

でも、ごめん。


それでも、あたし、好きって祐都に言いに行く。


何時間待ってもいいから――…


あたし、祐都に告白したいよ。


祐都に連絡することは諦めて、直接祐都の家に行くことにした。


電車を下りて数分。


閑静な高級住宅街。


「ここかぁ」


見上げたおウチは、どこからどこまで敷地かもわからないくらいに広い、白亜の豪邸。