オレ様婚約者と甘いKiss【完】

「…」


それは、褒められているのでしょうか?


けなされているのでしょうか?


でも、なんか、いいっか。


もし、もし、もし――…


あたしと祐都を繋ぐ“婚約者”って縛りがなくなっても。


この調子なら、友達としてうまくやっていけそうだし。


そこまで考えたとき――…


「ん?
瑠衣?
どうした?」


顔が、心が、ズンと暗くなったのがわかった。