オレ様婚約者と甘いKiss【完】

静かな静かな、お昼休みの図書室。


「――うん」


ずるいあたしは、祐都の胸の中で目を閉じた。


ずっとずっと、こんな風にくっついて。


ずっと、ずっと、離れたくなんかないよ。


祐都…


あたし、もうちょっと、何も知らないフリをしてても、いいかなぁ。


祐都の“婚約者”って立ち居地に――…


甘えちゃってもいいかなぁ?