オレ様婚約者と甘いKiss【完】

黙りこんだあたしの耳には、聞きたくないことが、次から次へと流れ込んでくる。


「祐都が、さ。
小沢さんに絡むのって――…」


「…」


「親に逆らえないから…なんじゃないかな?」


そういえば、祐都言ってた。


勉強もパパに頼まれたって。


「だって、祐都。
アイツ、一回やらかしてるんだ。
中3の時」


「…」


「駆け落ち――…」


「…えっ!?」