「…ったく。 アイツ――…」 初詣の翌日。 茜の部屋のベッドに寝転がりながら、ぬいぐるみを放り投げてはキャッチする。 「で? 瑠衣は。 翼くんに、なんて返事をしたの?」 コーヒーをブラックで飲みながら、茜がクッキーに手をのばす。 「…あ」