「ごめんね~。 待った~?」 時間に遅れて、茜と梨果が到着した。 「あれ? みんなまだ?」 茜がきょろきょろっとあたりを見回す。 「ん―。 ミイとあと男子がまだかな」 そう言ってあたりをきょろきょろ見回すあたし。 そんなあたしが見つけるよりも先に――…