オレ様婚約者と甘いKiss【完】

「じゃあ、帰ろうか」


「ん…」


「あー、駅に行くまでに自販機があれば、あったかいもの買ってあげるから」


「えっ?
そこまでしていただかなくても――…」


ぶんぶんぶん。


首を横に振ると同時に、手袋をはめた手をぶんぶん振った。


そんなあたしに翼くんは――…