「キィ―っ!
消えない―っ!!」


とりあえず、テーブルの上に転がる消しゴムで、必死に消そうとするあたしの頭をぽんっと軽く叩いて、清水祐都は立ち上がった。


「オレ、忙しいし。
そろそろ行くわ」


「はぁ!?」


こんだけ人を振り回して――…