「俺が勝手に来たのに、那美ちゃんがなんで謝んのさ」 彼はそう言って微笑むと、私の手を引き歩き出した 「卓斗君!?4人で帰るんじゃないの??」 「俺は、最初から那美ちゃんと2人で帰ろうと思ってたけど」 そう言った卓斗君は、ちょっといたずらっ子のような顔になり、そう言ったと思えば 「...2人じゃ、嫌だった?」 と、駄々をこねるような瞳で私を見る ...こんな卓斗君初めて見るかも。 なんか、私ばっかりドキドキしてる。 ずるいなぁ...卓斗君には敵わなそう