那美side


学校が終わり、帰ろうとした時。


「那美~!!」


その声で振り返ると、廊下を急いで走る水樹の姿が見え、足を止めた


「どうしたの?」


私は首をかしげ水樹に問いかけると、息を切らした水樹が私の顔を驚いたように見る


「えっ!?那美じゃないの??」


そんなことを言われ、訳が分からず首をさらにかしげる