「じゃあ、雄二君私にちょうだい」


「ふぇ!?...」


水樹の発言に動揺した私は変な声を出してしまった


「私の勝手な考えなんだけど、雄二君は那美のことが好きだと思うの」


だんだんと速くなる鼓動は、私を苦しくさせる


「だからさ、那美が雄二君のことどうも思ってないなら、私に協力してくっつけてほしんだけど。」


真剣な眼差しに、押しつぶされそうになる


「那美には卓斗がいるんだから、私に雄二君ちょうだい?」


その言葉に、私がそっと頷く


そんな私を見て、微笑む水樹の顔が怖いと思った