それでも、頑張って笑わなきゃ でも、久々に会えたのに やっぱり、好きなのは私だけなんだ そう思うと、私は泣きそうだった 「んで、何?」 雄二が私の顔を覗き込むように顔を近づけてきた 「お前、近い」 ふわっと温かい体温に包まれる それは、たった一瞬のこと 気づけば私は、卓斗くんの腕の中にいた