「授業サボったことはあっても、学校サボったことは初めてかも」 そう呟きながら、私は街に出た 「この時間、制服って目立つなぁ」 キョロキョロと辺りを見回しながら歩いていると、腕を勢いよく掴まれた 私はビックリしながらもその反動で後ろを向くと 「こんな時間に何してんだ、水樹」 「その言葉、そっくりそのまま返しまーす」 私の腕を掴んだのは、卓斗だった