ついに来ちゃった


挙動不審な私に比べて、冷静な卓斗君


やっぱ、あの整った容姿だし、こういうところ慣れてるのかな?


「おいで、」


見たことないほど大きなベッドに座り、笑顔で両手を広げる卓斗君に、胸がキュンとする


「那美」


ドキン...


女慣れしてるのは、わかってる


きっと、いろんな人と抱き合って来たんだと思う


私は、その内の1人に選ばれただけ


頭では、わかってるけど


私は卓也くんのところへと、着実に足を進めていた