はぁ、と俺はため息をついて髪を手でくしゃくしゃにした 俺のため息に反応してビクッと肩を震わせるこいつを見て、またはぁ、とため息をついた いろいろと考えていた俺が馬鹿らしく感じられる 「あの、土方さん?」 怖ず怖ずと俺の様子を伺いながら言葉をかけてくる 「大丈夫だ。間違ってない。」 ゆっくりと優しく言うと、ホッとした顔で笑った 「よかったです。」