警視庁新撰組課


一瞬、言いにくそうにして意を決したように口を開いた





「えっと・・・・・・、袴の着方、あってますか?」





発せられた言葉はあまにりも予想外で俺は絶句した。





いや、俺だけじゃない。周りの奴らも顎が外れるのではと思うほど開けて固まっている





俺は、必死で笑わぬよう頑張った。





『は、ははっ、はははははっ』





のにも関わらず、俺と斎藤天井裏にいる山崎意外が吹き出した





くそっ、俺の努力を無駄にしやがって!