七年前―
この物語はここから始まる―
坂下奈々は11歳だった
夏―
友達とカブトムシを取りにいくことになり
水島 悟と狩野 勝と山下 たつきと山へいった

四人は幼稚園からの友達

勝 いたぞ カブトムシ~
悟 どこどこ?

奈々 あ~本当とだいた~

たつき 勝早く捕まえてよ~

勝 今捕まえるよ~

勝は木登って捕まえた
勝 捕まえるたぞ~
でも一匹しかいないし
悟 木の下を掘ればいるってと~さんが言ってたよ

勝 本当?じゃあ早速掘ろう

勝は木から飛び折りた

木の下を悟と勝は掘り始めた

勝 なんか出てきたぞ
悟 クワガタだ~のこぎりクワガタぁ~ゲット~

勝 もっと掘ろう

勝 おっまたなんか出てき~幼虫?
悟 あっ幼虫だね

たつき なんの幼虫かな?

勝 なんかわからないけど育ててみようか~
奈々 ダメだよなんの幼虫かわからないけどそっとしておこうよ
勝 いや持って帰る

悟 だよね 持って帰ろう

奈々 やめなよ かわいそうじゃん…

たつきは奈々の肩に手をポンとおいて

たつき 奈々 あいらウチらいこと聞かないって…

結局…幼虫をもって帰ってしまった…

奈々は何かわからないがとてもやな気持ちになっていた