「前みたいな勢いはどこいったの?」


彼女の顔がみるみる赤くなってゆく。



「あの時は…その、自分が押さえらんなくて…すみません」


彼女は今にも泣き出しそうだ。

「名前、何てゆうの?」



「え?あ、餅付 瑠香です…」