王子様の下僕






「はじめまして、カッコイイね
名前は何ていうの?」

「手を繋いでる子って彼女?」

「こっち向いて」カシャカシャ(写真の音)

隣の賢人をチラリとみると
私と手を繋いで余裕で王子スマイル

…いつの間に手を繋いだんだ?
っていうか何で手を繋いでるの!?

「あなた、彼の彼女?」

「そうよ、馴れ馴れしいんじゃない」

平凡に高校生活を楽しもう
と思っていたのにこの賢人のせいで
入学式前から目を付けられたじゃん

じわじわと涙が目に溜まってもう限界...
私は外に向かって走り出した