王子様の下僕






「間に合わなくなるから行くよ」

賢人はそう言うと
私の手を引いて走り出した

「「「ギャーーーーーー!!!」」」

「賢人のせいで目を付けられたじゃん(泣)」

周りの歓声というか
叫び声で私の嘆きは見事に遮られちゃった

「着いたよ」

賢人がそう言って立ち止まった場所で
ちょうどクラスの貼り出しがあっていた

私はどこかなぁと思って探していたら

「見つけた!5組だ」

横で声がした

思わず5組をみると
あ、い、う、え、お……大塚愛美

「あった!!賢人、私5組だったよ」