王子様の下僕






「大丈夫?入学式休む?」

私がしつこく聞くけれど

「大丈夫だよ」

一点張りする王子

前々からわかっていたことだけれど

こうなったらいうことを聞かない
ワガママな性格だから
仕方なく入学式に出ることにした


王子に合わせてゆっくり歩いていると
熱い手が私の冷たい手に指を絡めてきた

熱もあるんだしこういうときぐらい
甘えさせてあげようと思って

何も言わず王子の手をそっと握り返した