待機する場所は決まっていて、お店の一番手前のテーブルだった。

女の子たちは携帯でメールしたり、おしゃべりしていた。


「今日お手伝いしてくれるあやさんです。よろしくお願いしますね」

と、ママが女の子たちに紹介してくれた。

10人位いる女の子たちは、彩より若くみえた。




店はもう開店しているようで、客が何人か入っていた。

マネージャーがハンカチと店のライターを貸してくれた。


少したつとマネージャーが来て、グラスを持ってママのテーブルに着くように指示した。

マネージャーが席まで連れてってくれるようだ。