人魚姫は籠の中で。




そちらに目を向けたヤティはゴクリっと生唾をのむ。



巨大な渦が自分たち2人に向かって迫ってきていたのだ。



「セナっ!あれは、ヤバイ!逃げるよ、僕に掴まって!」



ヤティは自分にセリティナが掴まったのを確認すると猛スピードで渦と逆方向へと泳いだ。



…が、まだ成人にもなっていないヤティ。


成人ですら渦から逃れることは不可能。