人魚姫は籠の中で。





「ヤティ!私ね〜地上に行ったら、まず2本足で歩いてみたいわ♪尾びれじゃなくて、足で地を踏んでみたいの!」



「……」



セリティナがあまりにもキラキラした瞳をこちらに向けるため、ヤティは言葉が詰まって出ない。


出来ればセリティナの願いを叶えてあげたいと思う。

少しくらいなら地上に行っても大丈夫なのではないか…とさえ思う。



「…ヤティ!あれっ!」



そんなことをボーッと考えていると、セリティナの悲鳴にも似た声が響いた。