人魚姫は籠の中で。




ゆっくりと振り向くと、金色の瞳と目が合った。



「……」


「……」



何か喋ろうと思うけど、金縛りにあっているかのように体が言うことを聞いてくれない。



「…あ~!?人魚のお姫様、やっとお目覚めになられたんですね!」



この緊張感を破ったのは、やっぱり少し呑気さを感じさせる…あの声だった。