お嬢さまを見送り、緊張の糸が切れたのかその場にしゃがみこんだ。




何が起こったんだ…

まさかあの花園グループのご令嬢に告白されるなんて

これからお嬢さまと付き合うなんて…





「栄司~」

中から様子を見ていたみたいで真咲が心配そうに出てきた。

「で、どうだったんだよ?慰謝料?いくら?」

「えーいやー恋したいって言われた」

「へー誰が」

「お嬢さま」

「誰と?」

「俺と」

「へーふーん」

真咲の動きが止まったかと思えば

「はあ!?」

突然大きな声を出した。





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