やばい、時間が…


何度も時計を見て女の子を見る。

女の子は支えられ立ち上がった。

「大丈夫よ東堂。たいしたことないわ」

それを聞いて安心して

「本当すみませんでした!すみません、俺急いでるんで失礼します!」

ガバッと頭を下げて女の子のことも見ずにその場を立ち去った。



後ろから呼び止める声が聞こえたが
俺は無視して走った。

ごめんなさい。
俺の不注意なのに

罪悪感が残ってけど足は止まらなかった。





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