結局、祥子先生の手伝いをして時計を見ればバイトの時間が迫っていた。




「はあ、はあ、はあ」



俺の馬鹿馬鹿馬鹿!
頼まれると断れないとこ治らないのか!

バイト遅刻は免れたい。

息を切らし人ごみを避け走って走って
この調子なら間に合うんじゃないかと

時計を見た瞬間




ドン!!



「うわ!」

「きゃっ!」



横から突然人が出てきて思いっきりぶつりよろけ

振り返って見れば女の子は尻もちをついていた。

「大丈夫ですか!お嬢さま!」

そう叫んでそばにいたスーツを着た男が女の子に駆け寄った。





.