「お嬢さま、ここのようですね」
話しているうちに浅野さまが働いているコンビニというところの前についた。
「東堂、わたくしドキドキしてきましたわ」
手帳をギュッと握る。
「大丈夫ですよ。では行きますか?」
「はい」
東堂の手を取りお店の中に入った。
店内はとても狭く2人横で並んで歩くのは難しかった。
棚がいっぱいあり、いろんな商品が並べられている。
「これがコンビニ…」
「驚きました?」
ニコッと東堂は笑った。
「ええ、だけどなんだか楽しいわ」
新しいことを覚える時みたいに
ドキドキして待ち遠しい気持ちになる。
浅野さまはここで働いているのね。
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