「あ、浅野くん遅いよー」
ニコッと店長は笑い俺の肩に手を置いた。
「あ、すみません」
やっぱり近くで見るとさっきの女の子で
お人形さんみたいに可愛かった。
「お前何したんだ?」
店長は聞こえないように耳元で言い
「あ、じゃあごゆっくり~」
2人に笑顔を振りまきそそくさと事務所にいってしまたった。
お嬢さまを見ると黙ってこっちを見つめている。
とりあえず謝ろう!
「あ、あの」
「浅野さま、とりあえずここはお邪魔になりますので外に出ましょうか」
俺の言葉は執事だろうスーツの男に消された。
「はい…」
もう嫌な想像しかできなくて
俺の足取りは重かった。
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