Black Queen【2】


俺は心の中で反抗しながらも、女の冷めきった瞳に怖くなって口を開いた。


『確か…闇の中に佇んでる冷酷な姫だったけな?』


『へぇ~、前に他の奴に聞いた時は「闇に潜む血濡れの姫」だったけどなぁ、いろんな意味があんだな』


女は可笑しそうに笑う。


『…んで、それがどうしたんだよ?』


『んー、別に。なんとなく聞いただけ』


『なんだそれ…』


『ふっ』


俺が顔を歪めたのを見て妖艶に笑った。