俺は心の中で反抗しながらも、女の冷めきった瞳に怖くなって口を開いた。 『確か…闇の中に佇んでる冷酷な姫だったけな?』 『へぇ~、前に他の奴に聞いた時は「闇に潜む血濡れの姫」だったけどなぁ、いろんな意味があんだな』 女は可笑しそうに笑う。 『…んで、それがどうしたんだよ?』 『んー、別に。なんとなく聞いただけ』 『なんだそれ…』 『ふっ』 俺が顔を歪めたのを見て妖艶に笑った。