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キーンコーンカーンコーン
四時間目が終わるチャイムがなる。
「ふぁ~・・・よく寝た」
机から顔をあげて、欠伸をした。
周りから視線を感じて見ると全員がバッと目線をそらされた。
ま、そこまで気にならないけど
だいたい予想はしてたし
「おっす!要!」
明希が普通に話しかけてきたのは驚いたけど
「・・・おっす」
「なんやそないしけた面して」
明希はそう言ってバシッと背中を叩いてきた。
微妙に痛かった・・・。
背中をさすりながら「寝起きだからだ」と明希を少し睨んだ。
「すまんすまん!そない睨むな?」
「別にいいけど」
「それよりも要って闇姫なんか?」
明希は何もない事のように普通にその事を言ってきた。
教室にいた全員がまるであたし達の会話を聞いてたかのように視線があたし達に集まった。
「さぁ?」
あたしのその一言が期待外れなのか集まっていた視線がなくなる。
「さぁって曖昧やなぁ~」
「俺が違うって言っても信じねぇ奴は信じねぇだろ」
「まぁ、確かにせやな」
と明希は二カッと笑って又背中を叩いてきた。


